「花の輪 人の和 地域の○(わ)」花のジョイントコンサートは、「誰もが幸せに暮らせる22世紀の地域社会をめざして」を活動目的とする本会の主要事業です。身体の障がいを乗り越え演奏活動を続ける個人・団体等を迎え、コンサートを開催し、身体の障がいに関係なく
個性のすばらしさを感じてもらい心のバリアフリーをめざします。
花のジョイントコンサートのおこりは平成9年。当時活動する中で、環境・福祉団体が共同して行える活動には「花」と「歌」という要素が必要であると気づき、ここから「花の輪・人の和・地域の○(わ)」プロジェクトが始まりました。
このプロジェクトはバリアフリー社会の実現を目指す2つの活動から成っています。
1つ目は、毎年春に開催している「花の輪・人の和・地域の○(わ) 花の鉢上げ作業」です。これは、県立福岡魁誠高校(旧粕屋高校)の生徒さんが大切に育てた花の苗を地域のまちづくり団体をはじめとする参加者が一つ一つポットに植え替えていき、持ち帰った苗がやがて花を咲かせ、地域を飾り、豊かな環境を作ることを願って行なっている活動です。この活動の原 えるという作業を通じて、地域に住む人々がお互いを知り理解し受け入れるやさしい心を育てたいという思いがあります。
そして2つ目が「花の輪・人の和・地域の○(わ) 花のジョイントコンサート」です。本コンサートでは、障がいをもちながらも、そのハンディキャップを乗り越え、素晴らしい演奏活動を続けている皆さんにご出演いただいています。「ハンディキャップの軽重ではなく、一人一人の個性、存在の素晴らしさを知り、お互いが認めあい、助け合うことのできる真のバリアフリー社会を!」というメッセージをコンサートを通じて多くの方に伝えたいと思っています。「花」「環境」「まちづくり」「音楽」「障がい者理解」・・・どれか一つにでも関心のある方がこのコンサートに参加することで、何らかのメッセージを受け取る。それがバリアフリー社会実現への第一歩になると我々は考えます。